メデューサのアンティフィックス(装飾瓦)
A Greek Terracotta Antefix





年代:B.C.4世紀
寸法:H 21cm W 28cm

Circa: 4th Century B.C.
Dimensions: H 21cm W 28cm


Provenance
Japanese Private Collection, 1985


アンティフィックスとは、神殿の瓦の装飾として使用した物であるが、エトルリアの神殿ではギリシャの神殿とは違い、柱は石より木を使用し、強風や雨から屋根を守る為にテラコッタの装飾瓦が用いられていた。装飾瓦にはバッカスの家来であるサテュロスや山羊の角を持ったパーン等のギリシャ神話の人物、アルカイックスマイルの特徴を持った女性の顔、パンサー等の動物など様々な物がある。この瓦のデザインであるメデューサはギリシャ神話に登場し、頭髪は蛇で宝石の様な目を持ち、見た者を石に変える女性である。この装飾瓦は損傷個所が無い上にパティナも美しく、型の顔立ちも精悍な優品で、ルーヴル美術館蔵の物と同型である。

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